SAFER SEX INFO

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性器ヘルペス

性器ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスというウイルスによって起こる病気です。単純ヘルペスは性器以外にも感染することも多く、必ずしも性行為だけが感染の原因ではありません。
日本人の多くは幼少期に初感染し、症状が軽度であったり、自覚症状がみられない場合が多いのですが、成人が初感染した場合は重症になることが多くなります。
原因となるウイルスに感染しても症状が出ない場合が多い(約80%)のですが、ウイルスは感染後は神経に潜んでいて、何かのきっかけ(ストレスや過労での体力の低下)で活動を始めるなど癖のある病気です。
また患部からのHIVなど他のウイルスや細菌が体に侵入しやすくなる危険性もあります。

症状

急性型(初感染)
感染してから2~10日の潜伏期間を経て、外陰部にカユミ、灼熱感を感じ始め、全身の倦怠感、リンパ節が腫れたり、発熱を伴い、その後、急速に口の中、唇、ペニス(包皮、竿、亀頭など)、肛門の周囲に不快感やかゆみを感じ、軽い刺激感をともなって赤くなります。小さな水ぶくれが1,2個あるいは群がって現れ、やがてかさぶたができて治っていきます。
再発型(過去に患ったことがある場合)
症状は比較的軽く、1週間程度で治る事が多いです。症状としては、陰部に小さい潰瘍や水疱が現れます。水疱や潰瘍のできる位置はいつも同じような場所に起き、時々、少しずれたり、前回の場所と左右対称の位置に発症することがあります。再発のきっかけとなるのは疲労やストレス、体力の低下などです。

治療

症状が出ているときには、抗ウイルス剤(飲み薬や塗り薬)によって抑えます。その他、症状に応じて鎮痛薬、抗生物質などで処置します。初めての感染では4週間、再感染の場合は1週間から10日間で自然に治ります。治療をきちんとすればさらに早く症状がおさまります。

予防と検査

口の中、唇、ペニス(包皮、竿、亀頭など)、肛門の周囲や中に水ぶくれが出来るので、コンドームを使用しないアナルセックス、フェラチオ、ペニスからペニスへというように、できものとの直接的な接触により感染する可能性があります。
アナルセックスやフェラチオでコンドームを使用することにより、ある程度予防できます。水ぶくれなどのできものがある場合、直接触れないようにしましょう。
検査は水ぶくれや潰瘍から分泌物を採取して単純ヘルペスウイルスの有無を調べたり、血液検査で抗体を調べたりします。

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