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B型肝炎

B型肝炎ウイルス(HBV)の感染による肝臓の病気です。感染力が強く、治療に時間がかかり重症化することもあるので 早期の発見・治療が重要です。
また、感染の経路がHIVとほぼ同じなのでB型肝炎の感染が分かった時にはHIVの検査も受けることを お勧めします。慢性肝炎と急性肝炎とがありますが、ここでは急性肝炎について説明します。

症状

現在は、性感染によるB型肝炎の増加が問題となっています。かつての日本では、成人が初感染した場合には、自然治癒することが一般的で、慢性化することは稀だと考えられていました。最近では慢性化することもあります。慢性化によって肝臓がんや他の性感染症に感染する可能性も高まってしまいます。

治療

急性B型肝炎の場合は、1~2ヶ月間入院し、栄養をしっかり摂ることと、安静にすることが必要となります。治療に関しては 肝臓の状態や全身状態を把握し経過をみながら、慎重に行う必要があるため、治療にあたっては肝臓専門医とよく相談することが大切です。
抗HIV薬の中には、HIVと同時にB型肝炎ウイルスに対しても有効な薬があります。HIV感染に気づかずに、B型肝炎ウイルスだけを治療すると、将来的にHIV感染症の治療にも影響を与えることがあるため、治療開始前にHIV感染の有無を確認しておくことが必要です。

予防と検査

HBVは主としてHBVに感染しているヒトの血液や血液が混入したヒトの体液(血液、先走り、ザーメン(精液)、唾液など)を介して感染します。
一般的には輸血などでも感染しますが、セックスによって感染する人も増えています。特にアナルセックスやフェラチオは感染の危険度が高まります。ですからアナルセックスやフェラチオするときには、コンドームの使用が有効です。しかし、ディープキスなどでも感染することもあります。
予防にはワクチン接種が有効で、ワクチンは初回とその約4週後、6ヶ月後の3回接種する必要があります。予防接種は最低10年間有効と言われています。ワクチンの効果については個人差もあり、費用については医療機関によって異なるので、事前に医療機関に確認することをお勧めします。
B型肝炎の免疫をもっていないHIV陽性者にはワクチン接種もすすめられています。ただし、HIV感染によって免疫が低下している場合には、ワクチンによる抗体が十分につくられない可能性がありますので主治医に相談することをお勧めします。

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