豊中市保健所
「隣りの芝生は青い」と言いますが、「灯台下暗し」
という言葉もあるように、意外と利用しやすい施設が
自分の身近にあるかもしれません。今回は豊中市保健所に
お邪魔し、保健師の皆さんにお話を伺ってきました！
のぞいてみよう！トナリの芝生
梅田から阪急宝塚線の普通電車に揺られること15分。岡町の駅前には原田大明神という立派な神社や、白壁の蔵や木造の囲い塀が続く昔ながらの立派なお宅があり、映画のロケーションにも使われそうな、どことなくノスタルジックな雰囲気が漂う。のどかな雰囲気の商店街を通り抜け10分ほど歩くと、コンクリート打ちっぱなしのオシャレな豊中市保健所にたどり着く。入口を入ると1階から3階部分までガラス張りの吹き抜けになっており、自然採光の明るさが心地よい。
保健師を軸に看護師、放射線技師、事務方の9名で構成されている感染症予防係。毎月2回開催されているHIV検査会には平均15名程度の受検者がやってくる。阪急沿線で即日検査を実施しているのは豊中市保健所だけということもあり、大阪市内からはもちろん宝塚方面の兵庫県からも受検に訪れる方がいるそう。保健所２階で採血から結果返しまですべてを行うのだが、2階部分の真ん中には中庭が設けられているので、この中庭からも陽射しが差し込み温かみのある雰囲気が2階全体に漂っている。
中庭を取り囲むように待合のベンチやソファが置かれているので、結果返しを待つ間、ソファに腰かけて読書をしながら時間を潰す方も多いそう。
大学の学園祭でHIVや性感染症に関する予防啓発資材を設置したり、要望があれば市内の小中学校へ出向き、HIVをテーマに出前授業も行っている。また、新成人の集いでは、出席している若者の輪の中に入っていき、「大人になるねんから大切なことやで！」とコンドームを配布しているというアクティブさ。
「高校野球と言えば甲子園というイメージが定着していますが、高校野球の発祥の地は豊中なんですよ！」調べてみると記念すべき第1回目の開催は確かに豊中市で、市内には高校野球メモリアルパークがある。小学校の遠足の定番・広大な敷地を誇る服部緑地公園内にはプールや乗馬施設があったり、保健所のすぐ隣りにも豊中大塚古墳を含む広場が広がっている。緑豊かな環境の中にある保健所で検査を受けた後は、桜塚古墳群を散策してみたり、緑地公園で森林浴をしてみてはいかがでしょうか？
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