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南界堂通信〈秋号|第20号〉

南界堂茶会

在宅医療で大切なこと

第7回目の今回は「中高年世代♂♂と訪問看護」をテーマに
〈からぁ訪問看護ステーション〉の渡辺匡人さん、矢矧仁さんを
ゲストに迎えお話を伺いました。
来場者からも「ワタシの場合……」という声が次々とあがり
活発なお茶会となりました。

渡辺さんはあん摩マッサージ師として訪問介護にかかわっていた頃、仕事の内容を記録して周りにつなげる力を持っているのは看護師だと痛感。それで看護師を目指すことに。看護師になって病院で働いているうち、矢矧さんと出会い、一緒に訪問看護ステーションを立ち上げた。

在宅医療を支える連携

在宅医療で大切な3つのこととは

①いいケアマネージャー(ケアマネ)と出会う

介護のプロたちをコーディネートするのがケアマネの仕事。福祉のことがよくわかっているというのが第一の条件ですが、相性も大切。「合わないなぁ」と思ったら、遠慮なく切り出そう。

②ご近所、家族、友達など顔の見える関係

年を取ると行動範囲が狭くなっていきます。自分の生活を気づかってくれる方とは普段から関係を維持しておきたいところです。往診のできるお医者さんも見つけたいですね、簡単ではありませんが…家族がいない時は成年後見人制度の利用も考えたい。社会福祉協議会や司法書士が相談に乗ってくれるはずです。緊急の場合は、地域包括支援センターの活用も選択肢の一つ。10年ほど前にできた制度で、高齢者の介護や福祉に関する地域の総合相談窓口です。だいたい中学校区ごとに1つあります。あなたが要介護・要支援状態とならないよう、予防支援も担います。

③自分がどう生きていきたいか

いくらまわりに優秀なプロ、親切な隣人がいても、あなたがどう生きたいかが分からなければ、動きようがないですよね。元気なうちに(言葉が話せるうちに)意思表示しよう!

参加者のなかには、認知症の親族を実際に介護している方、将来自分が介護される側になったときのことが不安だという方が多く見受けられました。HIVに理解のある介護関係者が増えてきているものの、そのようなプロにどうやって出会えるのかという質問には、「オープンにしている事業者が少ない中、そのような事業者間のネットワークを広げていき、成功事例を共有していくことが大切だ」という意見があがりました。お茶会の後、名刺交換をする方々も見られ、文字通りネットワークが広がっていく場ともなりました。

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