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南界堂通信〈夏号|第39号〉

薬食男源

ジメジメとした梅雨の季節がやってきました。
この時期は寒暖差が大きいので、体調を崩さないように部屋の温度・湿度に気をつけて過ごしましょう。
また、気温や湿度が上がるとカビやバイ菌が活発になります。
梅雨の季節は細菌による食中毒に注意が必要です。
今日は、食中毒の予防についてお話したいと思います。

食中毒予防の3原則とは?
1. 菌をつけない
手にはさまざまな雑菌が付着しています。食中毒の原因菌・ウイルスを食べ物に付けないように必ず手を洗いましょう。焼肉などは、生の肉をつかむ箸と焼けた肉をつかむ箸は別のものにしましょう。食品の保管の際にも、他の食品に付いた細菌が付着しないよう密封容器に入れたり、ラップをかけたりすることが大事です。
2. 菌を増やさない
細菌の多くは10°C以下で増殖がゆっくりになり、マイナス15℃以下で増殖が停止します。菌を増やさないためには、低温で保存することが重要です。肉や魚などの生鮮食品・お総菜は、購入後できるだけ早く冷蔵庫に入れましょう。なお、冷蔵庫を過信せずに早めに食べるよう気をつけましょう。
3. 菌をやっつける
ほとんどの細菌・ウイルスは加熱によって死滅します。肉や魚はもちろん、野菜なども加熱して食べれば安全です。特に肉料理は中心までよく加熱することが大事で、中心部を75°Cで1分以上加熱することが目安です。肉・魚・卵などを使った後の調理器具は、洗剤でよく洗ってから熱湯をかけて殺菌しましょう。台所用殺菌剤の使用も効果的です。

旬な夏野菜がとれる簡単料理を紹介したいと思います。

【たっぷり夏野菜のラタトゥイユ】
  1. ①ナス・ズッキーニはヘタを切り落としておく、赤パプリカ・黄パプリカ・ピーマンはヘタと種を取り除いておきます。
  2. ②ナス・ズッキーニ・玉ねぎ・赤パプリカ・黄パプリカ・ピーマン・にんじんは1cmの角切りに、ベーコンは1cm幅に切ります。
  3. ③鍋にオリーブオイルをひき、みじん切りにしたにんにくを炒めて香り立たせます。
  4. ④ベーコン・玉ねぎ・にんじんを炒めます。しんなりしたら、①を加え炒めます。
  5. ⑤全体に油が回ったら、カットトマト缶を入れて強火にします。
    煮立ったら弱火で20分程煮込みます。
  6. ⑥具材に火が通ったら、塩こしょうで味を整えて出来上がり。
※バゲットにのせて食べても美味しく召し上がれます。
出来上がり!
大切なことは…

食中毒は風邪や寝冷えなどと思われがちで、気づかれず重症化することもあります。腹痛・下痢・発熱など体に異常があるときは、医師の診察を受けましょう。食事をする前には、うがい・手洗いをしっかり行い、食中毒にかからないように過ごしましょう。

プロフィール藤垣風未

株式会社フィロソフィア
都島センター薬局の管理栄養士
薬局では患者さまの栄養指導を随時受け付けております。
個人的に栄養指導を希望される方は、いつでもご相談ください。

藤垣風未

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